腱鞘炎になりました。

店主のつぶやき

みなさん、こんにちは。店主の遠藤です。
暑い日が続き、大葉、みょうが、トマト、キュウリなどの夏野菜が美味しいですね。
我が家でも夏野菜をいくつか育てています。



タイトルの通り腱鞘炎になりました。
抱っこするときも、着替えるときも、炒め物するときも、手首の親指側がズキズキと痛みます。それにつられ、二の腕にもズキズキと痛みが走ります。

産後になりやすい病気として腱鞘炎があります。これは鍼灸師の国師にも出題されます。
抱っこのし過ぎや産後のホルモンバランスの変化でなりやすいとされており、知識として知っていたので、気をつけていたのですが、、、。


腱鞘炎とは、骨と筋肉をつないでいる腱と腱を包む腱鞘と呼ばれている組織に摩擦が生じることによって炎症が生じる病気のことです。腱や腱鞘は全身に存在していますが、多い腱鞘炎として手首の親指側に痛みが生じる「ドケルバン病」、指に生じる「ばね指」があります。
難しいかもしれませんが、そうめんが束ねられているところをイメージしてもらい、その束ねられている部分で炎症が起きているイメージです。

皆さんがいう腱鞘炎はドケルバン病の方をイメージするのではないでしょうか?
ドケルバン病って名前かっこいいですよね。鍼灸学校で「ドケルバン病」と答える口頭テストがあったのですが、答えるときなんとなくかっこつけてしまいました。
ドケルバン病の原因は、親指を広げる動作が多い方になりやすいといえます(他にも要因があります)
親指を広げる動作は、医療用語で「母指の外転」と表します。

物をつかむときに必ず必要な動作となっており、意識して生活してみると、日常生活の中で親指を広げる動作がいかに多いか気付かされます。




せっかく腱鞘炎になったので、鍼灸は用いずにセルフケアで改善できるか試そうと思います。
今、試しているセルフケアは

①なるべく手首を安静に
(これが1番難しいセルフケア)
②手首のストレッチをこまめに定期的に

③物をつかんだり抱っこしたりするときに親指を外転させずに持つ。

④巻き方にならないように大胸筋のストレッチ、肩甲骨を動かす。

これで、腱鞘炎がどこまで改善するか、、、。
もし回復したらまた報告します。


育休に入り、日常を送っていることで改めてお客さん目線で物事を考えることができました。
「全身痛い」「骨盤が歪んでいる気がする」「痛いけど働いている」など、今の私ならこの言葉の意味を以前より理解できます。私がどこかの鍼灸院に言ったら、この言葉を発言すると思います。
営業再開に向けて、皆様の訴えにさらに寄り添えるようにこの経験を噛みしめたいと思います。