症例紹介 魚の目の話

店主のつぶやき

みなさん、こんにちは。店主の遠藤です。
あっという間に年が明け、1か月が経とうとしています。
河津町では朝夕の寒さはあるものの、日中に冬らしい寒さはなく少し物足りない冬だなと感じております。今年の河津桜も咲くのが早そうな気がしています。すでに咲いている木もありますね。

新年最初の投稿は、とあるお客様のお話を紹介したいと思います。

50歳代 女性  
主訴 左足の痺れ 何年も慢性的に痺れが存在し、痺れがあることが普通になっている。
全身をみると足の裏に3カ所の魚の目あり。聞くと歩くたびに「なにかあるな」と感じるがあることが普通になっており、気にしていなかったとのことでした。

★の部分に魚の目あり。

本人様のご了承の上、左足の痺れに対する施術を行うとともに魚の目もお灸で治療することとなりました。ご本人の努力もあり1回/1~2週間のペースで通って頂き、魚の目に対する施術もその都度、実施していきました。すると、11回目の施術の際に魚の目が1カ所取れました。それを皮切りに、3カ所ともに施術の度にとれていきました。
本人に症状の変化があるか問うと「違和感がなくなった」とのことでした。
また、左足の痺れも改善傾向にあるとのお言葉もいただきました。

魚の目ができるのは足のつま先側に多いのではないかと思います。
魚の目ができる要因として歩行時や立っているときに重心が前(つま先側)にかかっている人が生じやすいと言われています。外反母趾や内反小趾などの要因も前側重心であることがいわれています。

考えてみると、どの仕事内容も身体の前で行うものがほとんどです。知らないうちに前に体重を毎日かけ続けているということになり、気づいたときには魚の目ができていたというケースがあるかと思います。また歩行は無意識に行われるもののため、自分が前側重心で歩いているのか気付きづらいです。仕事中に速足で歩いたり、靴のサイズが緩く、前につま先がずれてしまっているなど心当たりありませんか? 心当たりある方はまずは自分の足の裏チェックから初めてみてください。

このお客様の魚の目が取れましたが、根本的な要因(前側重心)の解決ができていないため数週間後には同じ場所の皮膚が肥厚してきており、お灸を続けています。しかし、対症療法となってしまいますが、今ある魚の目がなくなるだけでも歩行しやすさが変化すると思います。

もし、魚の目に困っているといった相談ありましたらお声掛けください。